・複数人で同時にアクセス、編集できる。
・場所やデバイスを選ばずにアクセスできる
・データがクラウド上で安全にまもってもらえる
・kintone上のアプリから相互に参照できる
といったメリットが考えられますよね!
kintoneで実用的な在庫管理の仕組みを構築したい場合、どのようなポイントがあるでしょうか?
在庫管理システム
在庫管理とは「物品の数量を適切な水準に保つ活動」のことを言います。
主力商品として取り扱っている販売品の在庫だけではなく、例えば、複数のメンバがいる営業チームで、補充が追い付かない販促資料なども在庫管理の対象になるでしょう。
また在庫管理単体ではなく、仕入・販売管理システムと連携して在庫の消費、補充の予測をしたり、納期の回答に利用したいといった単純な数の管理だけではない拡張機能も構想することができるでしょう。
kintoneで在庫管理システムを作成するポイント
kintoneで在庫管理を行う場合、カスタマイズをしない標準の機能では、以下の点に注意する必要があります。
複数人で同時に1つのレコードを編集するかどうか
複数の人で同時にkintoneのレコードを編集したご経験はありますか?
kintoneでは一生懸命データを打ち込んでいても、実際にデータが保存できるかは「保存」ボタンを押さなければわかりません。
複数人で同時に1つのレコードに更新する操作があるばあい、特殊な設計が必要になります。
*kintoneは悲観的排他制御ができません。
在庫管理業務を分解してみる
「在庫管理業務」とひとことで言っても、複数の業務があることがわかります。
例えば、棚卸、入庫、出庫でも3つありますし、命令書発行や倉庫管理者への問い合わせなど、単純な「数の管理」だけではないことがあります。
kintoneは業務単位の最適化が得意なので、「在庫管理システム」を対象に作成するよりも、「棚卸支援システム」などといった分解した業務へ適用したほうがうまくアプリが作成できる場合があります。
基幹システムとのすみわけ
販売管理を内包している基幹システムの場合、在庫データも取り扱っている場合があります。
在庫管理をkintoneで実施するデメリットもあるので、在庫の最終的な責任をkintoneで負うのか、基幹システムで負うのかを考える必要があります。
kintoneでの在庫管理はこんな場合にお勧め
備品などの管理に
販促資料やオフィス用具の備品在庫の管理にはkintoneがおすすめです。
とっても簡単にできるので、ぜひこのアプリを使ってみてください!
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/apps/024-bihin.html
Excelで実施していた業務
Excelでは結局ファイルの編集権の取り合いをしていたはず。その場合、kintoneにすることで、レコード単位では同時編集できませんが、別々の物品であれば問題なく同時編集ができます。
Excelの表から簡単にアプリが作れますので、やってみてください。
在庫数の問い合わせを主目的とするシステム
営業担当者が顧客へ回答する際の在庫数の把握などが主目的である場合なら、kintoneでは「問い合わせ回答用の在庫数」を管理していれば目的が達成できます。
基幹システムからのデータ連携で目的を達成することができます。
まとめ
いかがでしたか? kintoneで在庫管理システムをつくるのは実はいろいろと考えるポイントがあります。
「在庫管理業務」をどのように行っていたかを振り返る機会にもなりますので、ぜひみなさまもkintoneでアプリを作ってみてほしいです。
技術記事
もっと詳しく知りたい方には、下記の記事がおすすめです。
備品在庫管理アプリ
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/apps/024-bihin.html
DeveloperNetworkにある公式の注意事項
https://cybozu.dev/ja/kintone/tips/best-practices/kintone-inventory-management-usage-and-precautions/
アプリ間連携にはkrewDataがおすすめです!
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/grapecity005.html
マニアックな在庫管理に関する記事
https://note.com/moji01/n/n0181116c0780