こんにちは!勤怠管理をkintoneでやってみたい!と思っている方へ、実現できるのか考えてみました。
kintoneで勤怠管理をするメリット
まず、勤怠管理(タイムカード)をkintoneで実施するとどんないいことがあるでしょうか?
ペーパーレス!
紙のタイムカードを運用している企業様であれば、kintoneでのタイムカードに変えることによってペーパーレス化を実現でき、印字用の機器や保管場所も必要なくなります。またデータは安全なクラウド上に保存されます。
情報を再利用できる。
情報が決められたフォーマットで入力されるので、あとでデータを分析したり、労務管理のシステムに取り込ませたりするときにとっても便利です。
また逆にシステムからkintoneに取り込ませることもできます。
チェックが早い
例えば出張先からでも、チームの出勤状況を把握することができます。また情報の修正の際にはWeb上から操作すればよく、修正した履歴もしっかりデータベースに残ります。
修正を担当者に指示するときに、コメントをつけるのもいいですね。
まずはタイムカードアプリ!
勤怠管理の事始めは、シンプルに打刻の記録から。ということで、kintoneには「タイムカードアプリ」があります。
サイボウズ社のタイムカードアプリ説明記事
アプリストアから、さっそく追加してみましょう!
*赤枠の検索フォームに「タイムカード」と入れます。
簡単にkintoneに打刻機能を追加することができますね。
タイムカードアプリを使うと気が付くこと
アプリを使ってみると、「ちょっとほしいものと違うなぁ」と感じるかもしれません。
こんな機能が足りないと思うのではないでしょうか?
- 休憩時間がない
- 残業・深夜対応がない
- 休日対応がない
またこんな機能が欲しい・ないとだめだ!と思うでしょう。
- 休暇申請
- 有給残日数の管理
- シフトの作成
計算式などで、ある程度は対応できる
kintoneは計算式をうまく利用することによって、機能を追加していくことが可能です。
たとえば、休憩時間を入れたい場合はこのように対応することが可能です。
また残業・深夜対応・休日の認識はチェックボックスなどを追加すると記録することができます。
kintoneでできることとできないこと
計算式である程度の機能を追加できたとしても、思い描く業務をkintoneで実現するのは難しいと気が付くかもしれません。
たとえば、「ボタンを押したら出勤で、もう一回ボタンを押したら退勤で、自動で勤務時間が勤務形態に合わせて算出される」というようなシステムを思い描いているとすると、カスタマイズしなければ、難しいと思います。
kintone得意なことは「実績を記録すること」です。ログのようにデータをためることは得意です。
タイムカードアプリを見てみると、記録のみに特化していることが分かります。
逆にビジネスロジックを実現することは苦手です。計算式である程度カバーできますが、ためたデータを別の目的、例えば給与計算のために加工するといった目的のためにはカスタマイズをしなければなりません。
kintoneを勤怠管理業務に適用するには
結局勤怠管理でkintoneが利用できるのですか? という質問を受けることがあります。考えてみましょう。
現在の勤怠管理業務を見直してみよう!
勤怠管理という業務を「領域」と捉え、個々のシーンについて考えてみたいと思います。
タイムカードアプリは「打刻するアプリ」であって「勤怠管理のためのアプリ」ではないですよね。つまり、「勤怠管理」という業務のなかの「打刻する」という業務をkintoneで実現しているといえます。
「勤怠管理業務」という捉えかたは「kintoneで議論するには大きすぎる」枠組みです。
しかし「打刻業務」は得意ですし、「休暇申請」もできますし、勤務状況の共有も可能です。勤怠管理業務という領域の特定の場面に細かく適用していくと、これまでの不便が改善されていきます。
まずはやってみよう!
もし何か月も何年も「改善したいなぁ」とおもいつつ、物理的にタイムカードを押していたり、Excelに記録してメールに添付していたりするなら、あるいは、もうkintoneを使っているなら、タイムカードアプリを使ってみることをお勧めします。
必ずメリットがあるでしょう。
- 外出先から打刻できる
- 複数人で記録しても同じ場所にデータが保存される
- CSVに出力できる
- 申請業務とおなじ基盤で実行できる
- 通知が来る!
こんなことができるようになりますよ!
こんなサービスがあります!
ソウルウエア社のkinconeは、kintoneと連携できる、勤怠管理サービスです。
https://www.kincone.com/
SlackやLineWorksなどのチャットから打刻できたり、様々な労働条件に沿って設定が可能です。
またデータ連携ツールを利用するのも効果的です。
関連記事:kintoneにバッチ処理を入れよう~krewDataのご紹介~
まとめ
いかがでしたか?「勤怠管理kintone、うちでもできそう!」と思っていただければ嬉しいです。
また、あなたが工夫した勤怠管理のやり方がありましたら、ぜひ教えてくださいね。