ユーザーが利用限界に達したパッケージ版「サイボウズ Office」からクラウド版「Garoon」への移行
業種:サービス業
エリア:愛知県
ユーザー数:300ユーザー
・Garoonクラウド版への移行をサポートしてほしい。
・Garoonの管理、操作方法を教えてほしい。
事前の課題
事業が拡大してユーザーが利用限界に達したパッケージ版「サイボウズ Office」から、大人数に対応するクラウド版「Garoon」へ移行したい。また、パッケージ版「サイボウズ Office」が2027年9月にサポートが終了してしまうため、このタイミングでクラウド化したいと考えている。スムーズに移行するにはどのようにしたらよいか。
サポート内容
期間は2か月弱。初月で検証系を立ち上げて使用感をつかみ、次月に本番アップロードを行って利用開始しました。
サポートのポイント
グループウエアはたくさん使えば使うほど容量が大きくなります。
パッケージ版「Garoon」のパートナーでのクラウド化対応の場合、500GBまでの容量制限があります。容量制限を超える場合はサイボウズ社へメディアを送付しての対応となります。
本件の場合530GBに達しており、そのままではクラウド化できませんでした。メディア送付による対応は費用と時間がかなりかかってしまうためおすすめできません。
今回はまずパッケージ版「サイボウズ Office」からパッケージ版「Garoon」にコンバートしておき、パッケージ版の状態でお客様に「Garoon」のデータを削っていただきました。
その後、容量を削ったパッケージ版「Garoon」をクラウドアップロードして検証環境を作成しました。この操作を検証と本番で実施しました。
パッケージ版「サイボウズ Office」のクラウド化、「Garoon」コンバートを考えていらっしゃるお客様は、一度データの容量をご確認してみてください。
容量の問題とは別に、パッケージ版「サイボウズOffice」の「Garoon」コンバートにあたり、専用プログラムでは対応できないデータが存在します。
本件では「個人のアドレス帳」データを個別対応で移行しました。その他にはワークフローの申請中データなどがあります。このようにコンバートできないデータは案外たくさんあるので、不明な場合は専門業者のヒアリングを受けることをおすすめします。
サティライズで実施する管理者教育は、終日かけて「Garoon」を管理できることをめざします。午前中2時間ほどで「Garoon」の機能を説明し、午後から3時間ほどかけて「Garoon」の初期設定を一緒に実施します。その場で質疑応答に対応しながら、ざっくばらんな雰囲気ですすめています。
管理者だけでなく、エンドユーザーの教育にも対応しています。エンドユーザー教育の場合は、操作手順の全てを細かく説明することはできないので、事前に利用したい機能をヒアリングしてから、専用のメニューを作ってご説明する流れになります。
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します。ユーザーの追加などはもっと早くから対応できなくなるため、パッケージ版「サイボウズ Office」をお使いのお客様は早めにクラウド化の検討をおすすめします。
また、クラウド移行には専用のプログラムを使用します。スケジュールの組み立てや移行期間中の構成など留意点が多いので、時間にゆとりをもって専門業者へのご相談されることをおすすめします。