こんにちは!
サイボウズ社のグループウエアと言えばGaroonとサイボウズOfficeですよね。同じグループウエアで同じ会社が出している製品。どんな違いがあるんでしょうか?
今日はユーザーの視点から2つの製品についてお話してみたいと思います。
いちばん大きな違い
GaroonとサイボウズOffice。一番大きな違いは「ユーザー数」です。
Garoonは大企業対応
数万人規模でもGaroonは問題なく動作します。大規模な組織構造に合わせた機能や、組織を横断して役割を果たす「グループ(ロール)」などを生かす機能を備えます。
組織構造があり、そしてIT部門がある企業でしたら、管理機能が強化されているGaroonがおすすめです。
大規模ユーザーにのみ、おすすめかというとそういうわけではなく、10名程度のユーザーからでも便利に利用が可能です。
弊社サティライズは18名でGaroonを利用していますが、とっても便利です!
サイボウズOfficeは中小企業向け
サイボウズOfficeの想定ユーザー数は300ユーザー。もともと中小規模の企業向けに開発されているんですね。
またサイボウズOfficeは階層的な組織設定に対応した機能がありません。共通基盤であるcybozu.comに設定はできるけれども、組織に応じたアクセス権などは設定不可能です。
Garoonにしかない機能
ポータル
ユーザー(組織やロール)ごとに見たい情報って変わったりしますよね。
例えば営業部でしたら今の成績や目標値が見たいし、生産部でしたら工場の計画停止のスケジュールなどが見たいのではないでしょうか?
サイボウズOfficeでは1つのポータルしか表示できませんが、Garoonであれば複数を使い分けることができます!
👇ポータルギャラリーから好みのデザインを探してみましょう!
https://garoon.cybozu.co.jp/lp/portal-gallery/
全文検索(おすすめ!)
わたしのおすすめの機能はずばり「全文検索」です。Garoonはこれがあるから利用する価値があります。
Garoon内で交わされたメッセージや、アップロードされたPDF、Word、Excel、パワーポイントのスライド内まで走査し、索引をつけています。検索窓にキーワードを入力するだけで、関係する情報にアクセスできるのです。
対応している形式は👇のリンクに詳しいです。こんなに対応しているんですね。
https://jp.cybozu.help/g/ja/admin/spec/search/fts/file.html
プラグイン・他システム連携
プラグインを追加して、サードパーティー製の便利機能を追加できるのも、Garoonの強みの一つです。またWebAPIを備えているので、外部のシステムと連携してデータの授受が可能になっています。
幅広い解決策をエコシステムから探すことができるのも、サイボウズOfficeにはない強みです。
👇サティライズが提供している、スケジュール一覧プラグインはこちら。
https://plugin.satirise.co.jp/GaroonSchedulelist
サイボウズOfficeにしかない機能
プロジェクト管理
タスクをプロジェクトごとに管理し、ガントチャートで表示できる機能があります。
同等の機能がGaroonでは「スペース」という機能で提供されていますが、ガントチャートで表示できるのはサイボウズOfficeだけです。
ただ、プロジェクト管理ではAsanaやTrello、Backlogなど、管理対象に合わせてプロジェクト管理ツールを選択することも多いです。GaroonではWebAPI機能で、専門的なWebサービスと連携ができるようになっています。対してサイボウズOfficeにはWebAPIがありません。
カスタムアプリ
業務に合わせて、かんたんデータベースを作成できるのが「カスタムアプリ」機能です。この機能はプレミアムコースでのみ利用が可能です。
データベースだけではなくデータの状態にあわせて「ステータス管理」機能を利用すれば、各フェーズごとに担当者に作業を受け渡していくことができます。
まとめ
中小企業のチームワークに、ピンポイントに刺さる機能がサイボウズOfficeにはあります。しかし組織規模を問わず柔軟性がある利用法があるのはGaroonです。
カスタムアプリが利用できるサイボウズOfficeプレミアムコースとGaroonでは価格も接近しているので、あなたのチーム・企業の理想像にあわせて2つの製品を選んでみませんか?