積極的かつ柔軟な情報活用で、4つの事業会社をシームレスにつなぐ。
「その手があったか!」をグループのスローガンとして、新たな視点や発見を提案しつづけるベルグループ。ホールディングスとして4つの事業会社の情報を横串で管理しているベルマネジメントワイズの近藤さんにお話をお聞きしました。
業種:商社/印刷
エリア:愛知県
従業員数:148名 (2023年9月現在)
会社概要:広告・看板用資材を販売する「ベルアドワイズ」、生鮮食品用の包装資材を製造・販売する「ベルグリーンワイズ」、花卉用の包装資材を製造・販売する「ファーストパック」、アウトドアアイテムを企画・販売する「ファーストペンギン」の4つの事業会社と、それらを管理統括する「ベルマネジメントワイズ」の5社からなるグループ企業。
オンプレ版Garoonを導入するプロジェクトにおいて、管理者教育と利用者教育は専門家に依頼したいとのご要望があり、私たちが教育プロジェクトを担当しました。
Garoonの導入について
ITの活用に積極的で、早い段階からグループウェアを導入。
ー 2020年に50周年を迎えられたとのことですが、長い歴史の中でGaroonを利用するようになったのはいつ頃でしょうか。
私が転職して入社したのが20年くらい前なのですが、その時にはすでにサイボウズのグループウェアが入っていました。私自身、そのようなツールを使うのは初めてだったので、「これは便利だな」と感じたことを覚えています。
ー ずいぶん早くから導入されていたんですね。
そうですね。仕事をする上でガルーンを使うことが前提になっているので、新入社員研修ではガルーンを含めたシステムのレクチャーを受けます。今でこそリモートワークが一般的になりましたが、当社ではコロナ禍になる10年以上前から社外でも仕事がしやすいような環境をつくる意識を持っていました。
ー そのような状況で、当社とお取り引きをしていただくようになった経緯はなんでしょうか。
はい、当初サイボウズ製品は古くからお付き合いのある代理店とやりとりさせていただいていましたが、パッケージ版からクラウド版に切り替える段階で、サポートをしっかりしていただけるサティライズさんにお願いすることにしました。
Garoonの活用について
チャレンジを推奨する社風が情報共有にも活かされる。
ー Garoonはどのように使われていますか。
やはりメインはスケジュール管理と施設予約ですね。社長を含めて、社員全員がお互いのスケジュールを把握しあえる状態になっているので仕事がスムーズに進められます。会社をまたぐプロジェクトも多いのですが、グループ全体で情報を管理しているので、横断的にスケジュールをくんだり情報共有をするのに便利です。もちろん、名古屋だけでなく、東京や大阪のメンバーとのやりとりにも困りません。
ー 逆に、Garoonに足りない点はありますか。
そうですね。長年使っていて慣れていることもあって全体的な使い勝手はいいのですが、データの集計などアウトプットの面でもの足りなさを感じることがあります。そこはGaroonだけにとらわれず、必要に応じてさまざまなSaaSを活用しながら対応しています。たとえば経費精算や従業員の出退勤などはそれに特化した機能を備えているサービスを使っていますね。
ー 今はいろんなサービスがありますからね。
はい。何事にもチャレンジする社風なので、良いと思う選択肢があれば基本的には「やってみよう!」という方向性で進みます。その点、試してみてダメなら止めやすい特性を持つSaaSは当社に合っていると思います。
社内システムの一例
Garoonは社内の情報共有の中心。「Microsoft 365」ほか、経費精算や勤怠管理のSaasを併用している。
現状各サービス間は連携できておらず、バラバラにシステムを運用しているが、
GaroonはAPI連携が多彩なので、サービス間連携を進め、さらにレベルアップしたいという構想がある。
今後のITシステムの活用について
社内の要望を聞きながら、より働きやすい環境をつくっていく。
ー Garoonを含め、今後のITシステムの活用について考えていることはありますか。
最近、Microsoft 365を導入して少しずつ試しているのですが、Garoonとの使い分けや連携についてサティライズさんに相談できたらと思っています。また、経営層からは数字を可視化できるツールを導入したいという要望がでています。基幹システムにある情報をうまく活かせるBIツールがあれば検討したいですね。
ー 最後に当社に期待されることがあれば教えてください。
最新の情報をどんどんいただけるとありがたいです。システム担当者が集まる異業種交流会を開いていただいてもおもしろいと思います。情報を得るために私自身もアンテナを張っていますが、最近は現場からシステムに関する相談を受けたり、ITに詳しい若手からはいろいろな提案や要望が出てくるようになりました。Garoonやkintone、その他のクラウド製品も含めて「その手があったか!」という答えを探しながら、どんどん働きやすい環境をつくって行きたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。