Microsoft365ExchangeOnlineとメールワイズの連携でクラウドシフト!

企業情報

業種:情報通信業(ケーブルテレビ)
エリア:三重県
ユーザー数:200ユーザー

ご相談内容

メール基盤をMicrosoft365 ExchangeOnlineに移行するので、メールワイズをクラウド化したい。
・オンプレ環境で動作させているメールワイズを複数の環境へ分散したい。
ExchangeOnlineとメールワイズをシングルサインオンで連携がしたい。

事前の課題

メール基盤をMicrosoft365 ExchangeOnlineに移行したい。ただ、オンプレ版メールワイズはOAuthを利用する先進認証に対応していないため、メールワイズも併せてクラウド化する必要がある。

利用しているオンプレ版メールワイズは1サーバーで部署ごとに4つのメールアドレスを運用しているが、これをもとに環境を分割して、4つのcybozu.comクラウド環境を作成し、移行したい。どのようにミッションをこなしたらよいか。

先進認証に関するサイボウズ社ヘルプ
https://faq.cybozu.info/alphascope/cybozu/web/mailwise/Detail.aspx?id=2561

サポート内容

・パッケージ版「メールワイズ」を4つに分散したクラウド版に統合し、移行する。
・先進認証を利用したメールワイズ設定。
・SAML認証によるExchangeOnlineとcybozu.comのシングルサインオン化をサポート

期間は2か月弱。初月で検証系を立ち上げて使用感をつかみ、次月に本番アップロードを行って利用開始しました。

サポートのポイント

オンプレ版からcybozu.comへ移行する際には注意点があります。

メールワイズ、サイボウズOffice、Garoonの3製品はオンプレ版があります。オンプレ版製品からクラウドへ移行するにあたり、3製品がバラバラに管理しているユーザー情報がcybozu.comという共通基盤へ統合されることになります。

例えば、メールワイズ、サイボウズOfficeは組織の階層構造がないため、cybozu.comへ移行すると組織情報が作成されません。

同じように見えるオンプレ版とクラウド版ですが、このように細かい違いを作業で吸収する必要がああります。

コンバートできないデータがあります

パッケージ版で扱っている情報がすべて、クラウド移行できるわけではありません。

メールワイズの場合、メールや対応履歴、添付ファイルなどは移すことができますが、サーバーログなどは移行することができないため、移行後のログの扱いには運用上の整理が必要です。

また容量制限などもあるため、移行前にデータの棚卸をした方がよいでしょう。

本件では4つに分かれたメールワイズ環境の移行という一見不可能なミッションでした。お客様では難しいと思われる要件でも、ご相談いただければ適切な計画を提案できる可能性があります。

お客様の作業でも、サポートできる情報があります。

作業上、お客様で実施いただく整理となっている内容であっても、専門業者の知見を活かして情報提供などのフォローアップが可能です。

本件ではSAML認証の設定やExchangeOnlineのいくつかの設定を、お客様にて実施することとなりましたが、サティライズから情報提供や運用方法の相談など、作業外のフォローを行うことができました。

我々サイボウズ社パートナーは、製品ユーザー様とは違った問い合わせ経路で、サイボウズ社のサポートを受けることが可能です。安心して製品をお使いいただくために、サイボウズ社パートナー企業との連携をお勧めします。

パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します

パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します。ユーザーの追加などはもっと早くから対応できなくなるため、パッケージ版「サイボウズ Office」をお使いのお客様は早めにクラウド化の検討をおすすめします。

また、クラウド移行には専用のプログラムを使用します。スケジュールの組み立てや移行期間中の構成など留意点が多いので、時間にゆとりをもって専門業者へのご相談されることをおすすめします。