カスタムアプリ(サイボウズ Office)が連携しているパッケージ版「Garoon」のクラウド化
業種:サービス業
エリア:静岡県
ユーザー数:300ユーザー
・パッケージ版「Garoon」からクラウド版「Garoon」へ移行してほしい。
・併用している「サイボウズ Office」のデータも移行してほしい。
事前の課題
デヂエ時代からカスタムアプリをお使いというサイボウズ製品のコアユーザー。デヂエの終了に伴いパッケージ版「サイボウズ Office」にコンバートし、カスタムアプリforガルーンでつないでパッケージ版「Garoon」とともに利用している。
物理サーバーの削減や場所を選ばない利用など、社内でもクラウド版「Garoon」の機能を利用したいニーズが高まっているが、カスタムアプリの取り扱いに頭を悩ませていた。
サポート内容
サポートのポイント
パッケージ版「サイボウズ Office」からクラウド版「Garoon」へコンバートする際には、カスタムアプリの有無が問題になります。カスタムアプリを使用している場合、パッケージ版「サイボウズ Office」をクラウド版「サイボウズ Office」にコンバートしたうえで、「Garoon」から「サイボウズ Office」カスタムアプリを利用できるように統合します。
また、既存のカスタムアプリを残すだけであれば上記の方法でもよいですが、さらにシステムを開発していく場合には、カスタムアプリの「kintone」移植をおすすめしています(「サイボウズ Office」をやめて「kintone」に置き換えます)。
パッケージ版「サイボウズ Office」とパッケージ版「Garoon」の構成を比較した場合、組織情報は全く個別に設定されています。この状態で「サイボウズ Office」と「Garoon」をクラウド環境に上げる場合、統合された「cybozu.com」という環境に情報がアップロードされます。
このとき、「サイボウズ Office」の組織情報と「Garoon」の組織情報が違うため、アップロードする順番によって齟齬が発生します。
例えば、「サイボウズ Office」で特定の組織だけがアクセスできるファイルがあった場合、「Garoon」の情報で上書きされると、ユーザーの見た目の組織は同じでも実際のIDが変わってしまいアクセスができなくなってしまいます。そのため、本件では組織IDを統一する作業を行いアクセス権の調整を行っています。
本件では「サイボウズOffice」のあとに「Garoon」を移行する【作業の順番】がポイントでした。
本件ではリモート接続可能な作業用PCにアクセスし、実施する様子を運用管理の担当者様にモニターで監視いただきながら作業しました。遠隔地での対応でも、リモートで実施できる場合があります。
お客様のセキュリティポリシーにより様々な作業形態が考えられますので、弊社から最適な方法をご提案し、安心して移行作業を任せていただくことができます。
パッケージ版「Garoon」からクラウド版への移行をお考えの方へ
今回のようなケースのクラウド移行には専用のプログラムを使用し、スケジュールの組み立てや移行期間中の構成など考慮するポイントが多いので、時間にゆとりをもった上で専門業者へのご相談をおすすめします。
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します。ユーザーの追加などはもっと早くから対応できなくなるため、パッケージ版「サイボウズ Office」をお使いのお客様は早めにクラウド化の検討をおすすめします。
また、クラウド移行には専用のプログラムを使用します。スケジュールの組み立てや移行期間中の構成など留意点が多いので、時間にゆとりをもって専門業者へのご相談されることをおすすめします。