オンプレ版サイボウズ製品をまとめてクラウド化
業種:公益財団法人
エリア:静岡県
ユーザー数:サイボウズOffice 70ユーザー, メールワイズ 5ユーザー
・物理サーバーをIaaS基盤へ順次移行させてクラウド化を進めている。
・オンプレ環境で動作させているパッケージ版のメールワイズ、サイボウズOfficeは
サーバーを撤去しクラウド移行したい。
・メールワイズ、サイボウズOfficeはcybozu.comで統合管理したい。
事前の課題
もともと別の業者様に移行作業を頼んでいたが、サイボウズ製品のクラウド化作業は専門性が高く、実績・費用ともに折り合いがつかなかった。
パッケージ版メールワイズは2023年9月30日にサポートが終了し、サイボウズOfficeも2027年の終了が迫っており、いま年度替わりのタイミングでクラウド化を避けられない。
クラウド化により若干の操作性の違いが出る可能性があるため、リリース後もサポート可能な業者の選定が必要となる。
サポート内容
期間は4か月弱。4月からの本格利用に備えて、2022年度中の作業完了~運用習熟が必達でした。
サポートのポイント
パッケージ版のサイボウズ製品はユーザー管理が各自に必要で、ログインもバラバラに実施する必要があります。
これらを1つのcybozu.com基盤にクラウド移行すると、ユーザー管理が統一され、そのなかで各製品を利用できるユーザーを指定できるため、システム管理者の管理負荷を下げることができます。
製品内でログインも1つで済みますので、ユーザー側の利用性も向上します。
本件ではインフラ環境のクラウド化という大きなプロジェクト内の一環で、ネットワーク設定の変更や移行用サーバーの調達などを別の業者様が行いました。サーバーOSをご用意していただき、サーバーのWebサービス(IIS)は弊社にて設定し、クラウド化にのぞみました。
こういった細かい作業上の協力作業や作業計画の策定、評価なども専門業者である我々サティライズは得意です。
本件にある、メールワイズとサイボウズOfficeの統合クラウド化は、特別な作業が必要になります。
メールワイズユーザーをクラウド移行しており、ユーザーIDをcybozu.com基盤上で、パッケージ版サイボウズOfficeのユーザーIDと合わせます。その後、サイボウズOfficeをクラウド化することでユーザーが統合されるわけですが、権限の設定や移行用のサーバーの準備など、細かい手順が必要になります。
クラウド化後も使用感に違いが出るため、専門業者サポートを受けることがクラウド化成功のカギとなります。
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します
パッケージ版「サイボウズ Office」のサポートが2027年9月に完全に終了します。ユーザーの追加などはもっと早くから対応できなくなるため、パッケージ版「サイボウズ Office」をお使いのお客様は早めにクラウド化の検討をおすすめします。
また、クラウド移行には専用のプログラムを使用します。スケジュールの組み立てや移行期間中の構成など留意点が多いので、時間にゆとりをもって専門業者へのご相談されることをおすすめします。