こんにちは! サイボウズ社の2つの製品、Garoonとkintoneについてお調べですか?
テレビや電車の中吊り広告、Googleの広告やYoutube。いろんなところで名前を聞きますよね。どちらもチームワークあふれる働き方を実現するクラウド製品です。
何が違うのでしょうか? 今日はそんな疑問にお答えしたいと思います。
Garoonとkintoneのちがい
2つの製品の大きな違いは、コンセプトのちがいです。簡単に言うとGaroonは「グループウエア」、kintoneはWeb上の「データベース」です。
Garoonは全部そろっている
グループウエアというのは、社内での情報共有に利用するツールを1つの製品に備えたものです。まずみんなで働くなら「スケジュール管理」機能が欲しいですよね。それから「メッセージ」や「施設予約」「ファイル管理」「タイムカード」なんかが欲しいですよね。
それらは機能的には別々のアプリケーションですが、Garoonは標準で備えていて、それらを「ポータル」画面で見やすく整理して提供することができます。
kintoneはデータベース
一方でkintoneはデータベース。つまり情報を貯めて、利用するためのツールです。最初にkintoneを導入したとき、kintoneは形を変えられる粘土です。これをこねて、自分たちが使いたいアプリケーションを作り上げるのです。
データを利用した業務があれば、すべてkintoneの対象とすることができます。柔軟性を備えていますが、逆に最初は何もないので、自分でどうやって使うかを見つけ出していく必要があります。
Garoonでやったほうがいいこと
スケジュールの共有
スケジュール機能はGaroonの中心で、「ToDo」「施設管理」などGaroon内の他アプリケーションともうまく連携しています。実は、同等の機能をkintoneで構築するのは難しいです。複数のプラグインを導入する必要が出てしまいます。
もし両方を使うことができるなら、Garoonで利用するといいと思います。Garoon+kintone連携プラグインもありますからね!
👇詳しくはこちら。
https://garoon.cybozu.co.jp/kintone/expand/
お知らせの掲示や規定類の管理
kintoneではユーザーに合わせてポータル画面を出しわけることは難しいです。みんなで1つのポータルを見ることになります。
また掲示内容の閲覧状況をkintoneでは収集できないので、重要な社内通達などはGaroonで実施するほうがいいでしょう。
kintoneでやったほうがいいこと
データに関係する業務
kintoneは個別の業務を改善するときにとても良いツールです。
受注に関する業務を考えてみましょう。
お客様からの大事な受注情報を、Garoonのメッセージでやり取りしていると、大量の他のメッセージで流れてしまったりします。(フロー情報とストック情報が分離されていない)
また受注の際に個数や連絡先など、必要な情報を個々の作業者の能力に依存していると、ふとした時に聞き逃したりして、業務上のボトルネックになったりします。
貯めたいデータと、それを中心にする業務がある場合、それはkintoneの守備範囲です。
他のシステムと連携したいもの
kintoneは専門の連携ツールであるkrewDataをはじめとして、以下のようなデータ連携製品でノーコードの連携が可能です。
- Yoom
- AsteriaWarp
- DataSpidar
- Make
- Zapier
またデータ連携製品だけではなく、個々のサービスであってもkintoneと連携している製品は多くあります。
👇連携製品を探す場合はこちらから!
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/
まとめ
Garoonとkintone。同じサイボウズ社が出している製品なのに、並べてみると全く違いますね。あなたの企業が必要としているシステムは何でしょうか?
おなじ「チームワークあふれる働き方」といっても、こうした複数のアプローチがあることが、とても不思議で、興味深いと感じませんか?